パワーポイントを無料で利用する方法

プレゼン資料を作成するためにパワーポイントを使用している人は多いでしょう。

パワーポイントを使いたいができればお金をかけたくない、一時的に利用したいという場合には、機能の一部が制限されますが無料で利用することが可能です。

今回はパワーポイントを無料で使用する方法と、パワーポイントと互換性のある無料のプレゼンテーション作成ソフトを紹介します。

1.Web版Office「Office on the web」(Office online)を利用する

出典:Microsoft(https://www.microsoft.com/ja-jp/microsoft-365/free-office-online-for-the-web

Microsoft社のパワーポイントは、Web版と言われる「Office on the web」にて無料で利用できます。以前は「Office online」という名称でしたが、2019年7月より「Office on the web」に変更になっています。

ここでは「web版」と呼んで解説していきます。

1-1.インターネットへの接続が必要

Web版のPowerPointは、インターネットを使える環境なら場所を選ばずに使用できます。また、他のメンバーと共同で作業するなど共有機能に優れているのも魅力です。

1-2.保存はOneDriveのみ

保存はOneDriveのみになるので、Microsoftアカウントを取得する必要があります。

1-3.使用できる機能に制限がある

使える機能が制限されているので、閲覧や簡単な修正などの利用に向いています。Web版パワーポイントではグラフの挿入やズーム機能が使えないため、より高度な使い方をしたい場合は有料版の導入がおすすめです。

2.「Microsoft Office アプリ」を利用する

出典:App Store(iPhone)

スマートフォンやiPadで使えるアプリ版の「Microsoft Office」は、すでにアプリで提供されていたWord、Excel、PowerPointを統合して2020年2月にリリースされました。

無料での利用は機能の制限がありますが、サブスクリプション型のoffice365を契約することですべての機能が利用できます。

10.1インチより大きいiPadで使用すると、閲覧のみに利用制限されるので注意が必要です。

3.「Microsoft Office 365」の無料試用版を利用する

出典:Microsoft(https://www.microsoft.com/ja-jp/microsoft-365

Microsoft365は、サブスクリプション型のOfficeソフトですが、試用版を無料で利用できます。アプリ版やWeb版と同様に、利用できる機能が制限されているので、基本的な機能での作成に向いています。

出典:Microsoft|Microsoft365 (https://www.microsoft.com/ja-jp/microsoft-365/try)

注意しておきたいのが、試用期間です。無料期間は1か月で、無料期間終了までに手続きをしないと有料版に切り替わります。無料での使用のみを考えている場合には、手続きを忘れないように注意してください。

4.「Googleスライド」などパワーポイントと互換性のある無料のサービスを利用する

プレゼン資料の作成では、他の人とデータの受け渡しをすることも多くなります。パワーポイントが使えない環境でデータの閲覧や修正が必要になったときなどは、互換性のあるソフトを使うことでパワーポイントに近い作業が可能になります。

ここでは、パワーポイントと互換性があり、無料で利用できるものを紹介します。

4-1.Google スライド

出典:Googleスライド (https://www.google.com/intl/ja_jp/slides/about/)

Googleスライドは、Google社が提供しているプレゼンテーション作成サービスです。Googleアカウントがあればだれでも無料で利用でき、インターネットができる環境ならどこからでも作業ができるのが特徴です。

パワーポイントに比べて、デザインやフォントの数などが少ないのがデメリットですが、1つのファイルを複数人で共有して編集できる機能が優れています。

4-2. Impress (libre Office)

出典:LibreOffice Impress(https://ja.libreoffice.org/discover/impress/

LibreOfficeは、WordやExcel、PowerPointと互換性のあるサービスです。

LibreOfficeのプレゼンテーションソフトが「Impress」になります。

パワーポイントと互換性があり、無料で多くの機能が使えるのが魅力ですが、パワーポイントで作成したレイアウトどおりに表示できないことがあるので、他の人とデータのやり取りをする際には注意が必要です。

4-3. Impress (Apache OpenOffice)

Apache OpenOfficeのプレゼンテーションソフトである「Impress」はパワーポイントと互換性があります。無料で配布されていますが、機能が多いことが魅力です。困ったときには、ネットで検索すると情報を公開していることが多いので安心です。

パワーポイントとの互換性はありますが、レイアウトが崩れたり文字化けしたりすることがあります。

5.まとめ

パワーポイントはWeb版やモバイルアプリ版で、無料で使用できます。すべての機能が使えるわけではないので、シンプルな資料作成や簡単な修正に適しています。購入を検討している場合には、試用版で試してみるのもおすすめです。

またMicrosoftのパワーポイント以外にも、互換性のある無料のプレゼンテーション作成サービスが多くあります。

各サービスで機能の違いや画面の操作性など違いがあるので、自分にあったサービスを見つけて仕事の効率化に役立ててください。